暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
最終話〜帰還〜
[1/8]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜クロスベル市・港湾区〜



「わかった。――――――それでは俺達はそろそろ失礼させてもらうよ。」

「そうか………あらゆる意味で”俺”とは違う”そちらの俺”には色々と言いたい事はあるけど……俺達の世界のイシュメルガを滅ぼした事と俺やクロウ、そしてミリアムを救ってくれた事と相殺しておくことにするよ。それとシズナ、だったか。本当なら貴女の”八葉”の系譜と思われるその剣術や老師についても聞きたい所ではあるけど……それは”この世界のシズナ”から教えてもらうのが”筋”だから止めておく事にするよ。」

ルシエルの報告に頷いたリィンは並行世界の面々を見回して別れの言葉を告げ、”リィン”は苦笑しながらリィンを見つめて呟いた後シズナに視線を向けた。

「当然かな。最も”私”は幾ら可愛い弟弟子の頼みであろうと少なくても私が認める程の”力”を示さなければ教える事はないよ。――――――いつか”私”と邂逅する時に備えて、私の”この子”とまともに打ち合う為には相応の業物を用意しておくか、君の”刃”を更に研いでおいた方がいいかな。」

「ああ……そうさせてもらうよ。」

シズナの指摘に”リィン”は静かな表情で頷いた。

「ふふっ、並行世界とはいえセドリックとまた会えて嬉しかったわ。――――――そちらのわたくしがアルノール皇家を抜けた事や”冬の時代”が訪れた事でそちらの世界のエレボニアの未来を託される事になるのはわたくし以上に大変とは思うけど、貴方ならできると信じているわ。」

「ありがとう、アルフィン。アルフィンこそ、”黄昏”に加担したそちらの僕が責任を取らず出奔した事や”黄昏”の件で国外もそうだけど、国内の信頼も失ったエレボニアの未来を託された事は大変だとは思うけど、アルフィンならできると信じているよ。それと兄上、シェラザード義姉上(あねうえ)、この世界の僕に代わりお祝いを申し上げます。――――――ご結婚、おめでとうございます。」

「フフ、並行世界とはいえ皇太子殿下にまで祝いの言葉を送られるなんて何だか新鮮に感じるわね。」

「フッ、そちらの”私達”が少しだけ羨ましいよ。何せ”そちらの私達”の結婚式ではアルフィンとセドリック、エステル君達やリィン君達、そして異世界の友人達にも祝わってもらえるのだからね。」

アルフィン皇太女の応援の言葉を返したセドリックはオリヴァルト皇子とシェラザード皇子妃に祝いの言葉を送り、セドリックの言葉にシェラザード皇子妃が苦笑している中”オリヴァルト皇子”は静かな笑みを浮かべて呟いた。

「あたし達の世界のオリビエとシェラ姉が結婚する事も確信しているとか、”そういう所”も世界は違ってもオリビエはオリビエね……」

「まあまあ。それに僕達の世界のオリビエさんとシェラさんも”影の国”の帰還時に意味深な
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ