暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueTアムル復興頑張りますっbyアムルの愉快な住民
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イリは連絡係兼雑用。シグナムさんとザフィーラさんとシュリエルさんは建築のお手伝い。シャマルさんはもちろんオーディンさんと同じ医者としての仕事だ。

「シャマルも今のうちにポーズを考えておいた方が良いぜ。あとでメッチャ恥ずかしいポーズを指示されても困らないようにな」

ヴィータが“グラーフアイゼン”っていう名前の武装を首飾りに戻してこっちに歩いてきた。

「お疲れ様、ヴィータ」

「おう! エリーゼもお疲れ! もしかしてオーディンと逢ったか?」

「うん、逢ったよ。町のおじさん達に担がれていったのを見て・・・」

「あはは。おっさん達も面白いよなぁ。オーディンが断り続けていたら、いきなり担いで強制連行だぜ?」

思い出し笑いをするヴィータ。よほど面白かったみたいだね。ヴィータと別れて、アギトとアイリにも「お疲れ様〜♪」って労いの挨拶、モニカには「仕事しろ」と注意をしてから医院(仮)に入る。中は、瓦礫と化していた(屋敷の火事に巻き込まれなかったのは幸いだ)元医院から掘り起こされたカルテや書類を収めた書棚が2つ。薬品が収められた大き目な棚が1つ。
机と椅子がオーディンさんとシャマルさん用にそれぞれ1つずつ。患者さん用の椅子と寝台も1つずつ。その中で、シャマルさんとルファがカルテに目を通していた。そういえばターニャはもう行っちゃったのかなぁ・・・?

「お疲れ様ですシャマルさん。ルファも」

「あらエリーゼちゃん。お疲れ様」

「お疲れ、エリーゼ。ターニャに仕事任せて大丈夫だったの? アンナにバレたら雷だよ」

「その時は誠心誠意土下座するから、それで許してもらうつもり」

ルファとシャマルさんが苦笑する。それからターニャがちゃんと仕事をしてくれたことを聴いた。あとで何かお礼をしないと。わたしの外回りの仕事も終わり、アギトやアイリと同じ雑用の仕事始めることになる。こうして今日もまた陽が沈むまでアムルの復興を進める。一日でも早くのんびりと家族たちと過ごしたいから。

「うっしゃぁーーーっ! 頑張ろうっ、オーッ!」

拳を空に向かって強く突き上げる。ちなみにターニャに、オーディンさん達の石像を造るって話を聞かせたら、

――案外つまらないことだったね――

って笑うだけだった。そう言う割にはすごく楽しそうな顔をしていたよ、ターニャ。


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