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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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だし 誰とも 一言も話すんじゃぁないぞ」

 私が、教室に戻るとみんなが寄ってきてくれたのだが

「ごめん 誰とも話すなって 言われているの」と、私は、かばんを持って教室を出た。涙が出てきていたのだ。

 ここで食べなさいと言われたのだけど、私はお弁当を前に食べる気がしてなかった。頭が真っ白だったのだ。しばらくして、国守先生が入って来て

「なんだ 食べてないのか 一緒に食べようと思ってな ただ、電話してたんで遅くなったが・・・ まぁ 食べようよ」

 先生もお弁当を抱えていて、私はようやく食べ始めたら

「僕は勉強不足だった さっき 君の小学校の時の担任だった不忍先生に電話していたんだ 君のことをもっと知らなければと思ってネ 君は6年の時に転校してきたんだってね ちょいちょい男の子と揉めたりしたんだが、その子とも仲良くなって 陸上の小泉君か? けっして、君から向かっていくような子じゃぁないと 友達のことをけなされたり、女の子がいじめられてるのを見ると・・・向かっていく正義感の強い、素直な良い子ですよ 誰にでも、優しく接していくからすぐにみんなの人気者になって・・ 勉強の方も遅れているからと頑張って、卒業するころにはトップクラスになっていて、僕の中では活発で努力家のすばらしい生徒でしたと褒めていたよ」

「不忍先生が・・・」

「紅林先生も言っていた 決して自分から暴力をふるうような子じゃぁないと どうしてなんだ?」

「・・・ ウチが悪いんです・・・」

「・・・そうか 言い訳は無いのか? 今 どう思っている? こんな窓も大きくない部屋に閉じ込められてるのは?」

「自分で招いた結果だから・・ みゅうみゅんが悪かったんです それに、みんなにも迷惑を掛けてしまって」

「・・・ ちょっと 出て来る」と、言って先生は出て行ってしまった。私は、本当に反省していたのだ。あんな風に飛び掛かって行ってしまって、もっと、話合えば良かったと。

 先生が戻って来て

「・・・家に連絡した どなたか、迎えに来られませんかと もちろん、今回のことも話した 祖母がと言っていた 保護者代わりなんだってな 放課後の時間より30分程後にと言っておいた 目立つとみんなの眼が嫌だろう?」

「ばっちやん・・・」

「それまで、自習していなさい それと 君の仲間達が連名で嘆願書というのを出してきた。ことの顛末も書いてあった。・・・水島 何故、ちゃんと最初から話さなかったんだ? 仲間が文句言われたから・・・それに、最初 手を出したのは、向こうからだそうじゃぁないか 頭が当たったのは偶然で、君が頭突きをしようとしたわけじゃぁないと」

「・・・ウチが悪いんです ウチのほうから一方的に 勝手に・・もう一度、篠崎さんには謝ります」
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