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X ーthe another storyー
第四十五話 属性その五
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「僕も闘い方を変えます」
「布だけじゃないのね」
「そうです、ではいきます」
 こう言ってだった。 
 ??は今度は衝撃波を出した、そして空を駆りそのうえで火煉に対して激しい攻撃を仕掛けてきた、それを見てだった。
 火煉も空を駆った、そうして攻撃を仕掛ける。そのうえで二人は死闘を展開するのだった。その時征一狼と遊人は。
 山手線のとある駅の傍のビルの上空で空中戦を展開していた、征一狼は風を放ち遊人は水をそうしていた。
 竜巻に鎌ィ足、水流に間欠泉が放たれ合うが。
 遊人はその中で征一狼に言った。
「お見事、ここまでの方はです」
「はじめてではないと思いますが」
「空汰君も強かったですし」
 彼の名を微笑んで話した。
「それに学生時代の戦いの時も」
「その時もですか」
「その時は地の龍ではなかったですが」
 それでもというのだ。
「僕を入れて八人で戦っていまして」
「こうした激しい闘いをですか」
「経験しています」
「そうだったのですね」
「そして今もです」
 征一狼に微笑んで話した。
「激しいですね、ですが」
「それでもですか」
「勝たせてもらいますね」
 この言葉と共にまた攻撃を放つ、二人もまた空中で死闘を展開していた。
 二つの死闘は当初離れていた、だが山手線添いに進めていくうちに次第に距離が縮まっていっていた。
 そして今遂にだった。
「火煉さん!?」
「征一狼さん!?」
「??君!?」
「遊人さん!?」
 お互いに気付いた、まずは天の龍の二人が話した。
「ここはです」
「ええ、一人より二人ね」
「力を合わせますか」
「そうしていきましょう」
 天の龍の二人は共闘することにした、そして地の龍の二人もまた。
「ここはですね」
「はい、力を合わせましょう」
「そうして戦いましょう」
「ここは」
 二人もまた共闘することにした、そうしてだった。
 二対二での勝負となった、火煉ははじまってすぐに遊人を見て征一狼に言った。
「彼は水使いね」
「はい、そうです」
 征一狼はその通りだと答えた。
「ですから火煉さんとは相性が悪いです」
「火は水には無力よ」 
 火煉も否定しなかった。
「消されてしまうわ」
「では彼には僕が」
「いえ、厄介な相手にはよ」
 火煉は征一狼の提案に真剣な顔で答えた。
「二人で集中して向かってね」
「倒すべきですか」
「すぐね」
「二対二で長く戦うよりも」
「まずは一人を倒す方がいいわね」
「そうですね、そこは戦術ですね」
「ではいいわね、彼を先に攻めるわ」
 二人でとだ、こう話してだった。
 ??が大きな攻撃を仕掛けたのをかわし彼がその攻撃の後で一瞬動きに隙が出来たまさにその時にだった。
 遊人に渾身の攻撃を浴び
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