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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
特訓と武器
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の?」
「いや、オルコットの場合は―――一夏は馬鹿だから理解できない」
「ああ。一夏には無理だ」

 俺と篠ノ之の順に否定すると、オルコットは項垂れた。

「もっとも、篠ノ之も人のことを言えないけど」
「なっ!? どういう意味だ!!」
「擬音で説明できるのは漫画だけだ」
「風宮さんはそういうのも嗜むのですね」
「いや。ISのことを勉強する過程でおもしろそうだったからガンダ○やスーパーロボ○ト大戦とかを参考にすることがあったから」

 どちらもゲームとかアニメとかだけど。

「……それ、おもしろいんですの?」
「少なくとも、男心はくすぐられるな。通常じゃ敵は止まらずに避けるものだけど、スパ○ボの戦闘デモで見れる動きは奇抜な物があったりと参考にできるものもあるからパソコンあったら一度閲覧することをおすすめする」

 それを参考に造った武装とかもあるしな。
 オルコットは訝しそうにこちらを見ていたが、俺の「批評なら見てからにしろ」という言葉を聞いてから渋々と納得した。
 そして一夏が戻って来てから俺に再戦を挑んだが、その前に四機いるんだから男女に別れて2対2の模擬戦をした。





 ■■■





「じゃあ、今日はこの辺で終わりだ」
「あ、ああ」
「……ええ」
「お、おう……」

 俺以外の三人がへばっているのを見てだらしないと思った。

「お前ら、ちょっとは走れ。特にオルコット。お前はビットの操作もあるがへばりすぎだ。そして一夏。どうしてお前がそんなにへばっているんだ」

 俺がそう言うと、三人は口を揃えてこう言った。

「「「お(あなた)が体力を持ちすぎだ(でしてよ)!!」」」

 仕方がないだろ。ここに来る前は戦いの連続だったし。
 だが、みんながへばるのも無理はない。何故なら俺は一夏に指示を送りながら篠ノ之をビットと《メタルクロー》で抑えつつ、《インパクト・スラッグ》でオルコットを牽制―――って、あれ? 俺の方が疲れるだろ、これは……。
 俺たちは性別で別れてピットに戻り、更衣室に入って着替えていると、

「一か―――って、うわっ!? なんて格好でいるのよ! アンタたちは!!」

 何の躊躇いもなく入ってきた凰は顔を赤くしてロッカーの影に隠れた。

「勝手に入ってきたのはそっちだろ………」
「俺も一夏に賛成だな」
「う、うるさい!! さっさと着替えなさいよ!!」

 無茶苦茶に言われながら俺はマイペースで着替える。
 そして早めに更衣室から出て、昨日から続けている武器製作に取り掛かった。

(とりあえず、いい案が思い浮かばないんだよなぁ………)

 何故かあるIS知識を活用し、俺は武器を造ろうとするがいい案が浮かばない。


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