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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第161話
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なく何らかのトラブルを起こすでしょうから、私達の時以上に大変かもしれないわよね、新Z組の担任は。」

ミリアムの説明を聞いたエリオットは目を丸くし、口元に笑みを浮かべて呟いたフィーの推測に苦笑しながら指摘したマキアスはからかいの表情を浮かべてクロウに視線を向け、マキアスの意見に同意したユーシスもマキアスに続くようにからかいの表情を浮かべてクロウに視線を向けて指摘し、アリサは苦笑しながら推測を口にしてクロウに視線を向け、マキアス達に続くようにその場にいる全員はクロウに視線を向けた。



「ぐっ………つーか、王太子殿下とクルトはともかく、他のメンツはZ組になるとまだ決まった訳じゃねぇだろうが!?」

「うーん、そうなんだけど、”本来の歴史”の事を考えたらそうなると思うんだよね。」

「”本来の歴史”を知っているオリヴァルト皇子もそうだけど、ミュゼが新学院長に来年のZ組のメンツがそうなるように手配するかもしれないね〜。」

その場にいる全員に視線を向けられたクロウは唸り声を上げた後反論し、クロウの反論に対してエリオットは困った表情で、ミリアムは口元に笑みを浮かべてそれぞれ指摘した。

「それよりも先に心配なのはクロウが教官になれるかどうかだろう。」

「クロウを含めた”帝国解放戦線への処罰”の件を考えればクロウがトールズの教官に就任する事は決定事項ではあるが、トールズの教員試験の合格すらできなけば何らかのペナルティーはあるかもしれんな。」

「何せ今の学院長はあの”黄金の羅刹”なのだから、”黄金の羅刹”にとっての主でもあるミルディーヌ公女の面子を潰そうとした事や”トールズの学院長として”も、教員試験の合格ができないのにトールズの教官に就任させなければならないクロウには何らかのペナルティーを科す可能性は十分に考えられるな。」

「並行世界のリィンは現役の教官なんだから、教員試験に受かる為に並行世界のリィンがいる内にリィンとサラから教員試験関連での授業をしてもらったら?」

「だからいい加減そのネタで俺をからかうのはやめろっつーの!」

ジト目のマキアスの意見に続くようにラウラとユーシスもそれぞれ推測を口にし、フィーはからかいの表情でクロウを見つめて指摘し、仲間達からの指摘に冷や汗をかいたクロウは疲れた表情で声を上げた。



こうして……Z組はようやく戻ってきたトールズでの何気ない日々を過ごし続け、再開された”特別実習”ではエレボニアの復興に協力していた。



そして3ヶ月後――――――並行世界のリィン達を元の世界に帰す日がついに訪れた――――――




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