暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
後日譚〜帰還、そして創まり〜 第160話
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昏”が発動した後のゼムリア大陸であるにも関わらず、今の俺達よりも年下に見えたんだが…………」

二人の話を聞いてある事が気になっていた”リィン”は静かな表情で呟き

「そりゃそうだよ〜。こっちの世界で”黄昏”が発動したのは2年前の内戦終結から2週間後くらいだそうだから、時期的に言えばまだリィンどころかボク達もトールズを卒業していない頃だもん。」

「な―――――2年前の内戦終結から2週間後に”黄昏”が発動したって……!」

「うふふ、”その程度”でそちらとこちらの世界の”違い”に驚いているのだから、この後知る事になる様々な”違い”に頻繁に面白い反応をしてくれそうね♪」

”ミリアム”の話を聞いて”リィン”が驚きの表情で声を上げたその時、レンが病室に入ってきた。



「君はこちらの世界のレン・ブライト……だよな?」

「”レン・ブライト”………ああ、そういえば”そちらの世界のレン”はエステル達”ブライト家”の養子になったのだったわね。――――――まずは自己紹介をしましょうか。レンの名前はレン・H・マーシルン。メンフィル帝国の皇女の一人で、現在はクロスベル帝国との外交の為にメンフィル帝国から外交官の一人として派遣されているわ。」

”リィン”の確認に対して目を丸くした後”改変前の自分(レン)”の事を思い出したレンは納得した様子で呟いてから、上品な仕草でスカートをつまみ上げて自己紹介をした。

「お、”皇女”……!?そ、それにメンフィル帝国という俺達の知らない国もそうだが、クロスベルが”帝国”って一体どういう事だ……!?」

「アハハ、リィンが眠っている間にボク達はこの世界の状況について把握したけど、世界の状況もそうだけど”黄昏”が起こった時の状況もボク達の世界とは大分違うから、今から驚いていたらキリがないと思うよ。」

「それもあるが、”こっちの世界のリィン”の状況がリィンが一番驚くと思うぜ。」

レンの自己紹介を聞いて驚きの声を上げた後困惑している”リィン”の様子を見た”ミリアム”と”クロウ”はそれぞれ苦笑しながら指摘した。

「俺が………?”こちらの世界の俺”は今、どういう状況なんだ?」

「簡単に説明したら、”黄昏”によって起こった世界大戦で”エレボニアの敵国の軍人”として活躍して、その活躍が評されて敗戦後のエレボニアの”総督”に就任したわ。後ついでに十数人の女性を侍らすハーレムを築いていて、そのハーレムの中にはエリゼお姉さんやアルフィン元王女、それとミルディーヌ公女も含まれているわよ♪」

「…………………………はあっ!?」

二人の指摘を聞いて戸惑っている”リィン”にレンが小悪魔な笑みを浮かべて軽く説明すると”リィン”は少しの間石化したかのように固まった後信じられない表情で声を上げ
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