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おぢばにおかえり
第七十七話 おみちの本その三

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「キャリアとノンキャリアとかあるって言うけれど」
「会社でも本社と地方ですね」
「あるわね、おみちはようぼくなら同じだけれどね」
「天理高校とか専修科に行かなくてもですね」
「ええ、ようぼくにならせてもらったら」 
 それならです。
「もうね」
「同じですね」
「そうよ、天理高校を出ていなくてもね」
 そうでもです。
「教会長さんにならせてもらえるわ」
「本人の努力次第ですね」
「入る課程じゃなくてね」
「そうですね」
「ただ会社とかお役所はね」
 働く場所はです、普通に。
「そうしたところではね」
「入る課程が重要ですね」
「それで自衛隊もなのね」
「課程によっては入隊の時の試験が難しくて」
「それで学力も求められるのね」
「防衛省採用になると段違いに難しくなるそうです」
 こうお話してくれました。
「防衛大学とか」
「そうなのね」
「それでおみちはそういうのないですね」
「ええ、ようぼくにならせてもらって」
 そうしてです。
「教会長さんの資格を得たらね」
「それで、ですね」
「教会長さんになれるわ」
「そうなんですね」
「そこがおみちなのよ」
「そうしたところもいちれつですね」
「そうよ、だから新一君も勉強したら」
 そうしたらです。
「教会長さんになれるわ」
「その資格を得られるんですね」
「だからいさんでいってね」
「そうさせてもらいます、今から」
 私に凄く明るく言ってきました。
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