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『自身』
『不本意な黄昏時』

[8]前話


真っ赤な夕焼けの如く
鮮明な血飛沫で
最期を飾ってやるよ

其処に跪け
命絶やしてやるから
6発在るから直ぐには
逝かさないけどな

「遊ばないなんて
勿体無いからね」
なんて、いつかのテメェの
セリフ返してやるよ

「産む筈じゃ無かった」
と言い放つアイツも
今此処でテメェと
逝かしてやりたいけど
腐っても肉親だから
見逃してあげようかな

きっとこういう
変な隙や情が無くなれば
楽に生きられるんだろう

100%の悪に染まり切りたい

赦しを乞うテメェの涙に
つられて涙流すなんて
不本意過ぎて悔し過ぎる



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