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『自身』
『サヨナラの日』

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枯れ葉が宙に舞い踊る頃
走り出してると良いな。
あの瀬戸のまんまるい大きな橙は
背中を押してくれる筈だろう。

あの時みんなで見た
美しい夕焼けの空は
今も此処に在るから。
鮮明に、いつまでも。

泣けない僕の代わりに
涙零した君は笑ってた。
優し過ぎる君は生き辛いよ
こんな世の中。
それはお互い様だと
肩を叩かれた。

もう二度と逢えないなんて
思ってもなかった。



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