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ドリトル先生の落語
第一幕その六

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 先生はトミーにです、笑って言いました。
「今朝のサラダだけれど」
「どうですか?」
「美味しいよ」 
 にこりと笑って言うのでした。
「凄くね」
「先生今笑っていますが」
「こうした時もね」
「笑えますね」
「そうだよ、お笑いを観て」
「美味しいものを食べる」
「他にもね」 
 先生は笑顔のまま言いました。
「笑えたらね」
「それでいいですね」
「不平不満ばかりで」
「笑っていないと」
「人相が悪くなって」
 そうなってというのです。
「それで健康にもね」
「悪いですね」
「病は気からというけれど」
「不平不満ばかりで」
「心がそうしたもので一杯で」
 それでというのです。
「出す言葉もね」
「そうしたものばかりだと」
「本当に健康もね」
「悪くなりますね」
「けれど笑っていると」
 それならというのです。
「明るくね」
「それならですね」
「健康にもね」
「なりますね」
「だから笑うことだよ」
 まずはというのです。
「本当にね」
「何といっても」
「だからお笑いは文化としてもね」
「素晴らしいですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「大事にして発展もね」
「させるべきですね」
「いいお笑いを」
 先生はサラダを食べつつ言いました。
「そうしていくべきだよ」
「それでテレビはですね」
「うん、昨日お話したけれどね」
 先生はヨーグルトをドレッシングにしてかけているサラダを美味しく食べながら言います。レタスにトマト、胡瓜に人参という組み合わせです。
「ああしてね」
「適当に作ったバラエティで」
「これまた適当にね」
「出してるタレントさんばかりで」
「しかもそのタレントさん達もね」 
 この人達もというのです。
「ただね」
「テレビに出て有名になりたい」
「そして売れっ子になりたいとね」
 その様にというのです。
「思っているだけで」
「笑わせようじゃなくて」
「他にやること思いつかなくてね」
「お笑い芸人になっただけですね」
「そうした人達ばかりだから」
「面白くないんですね」
「だからよく見たら」
 そうしたタレントさん達と、というのです。
「目がね」
「笑ってないですね」
「自分が笑ってないネタなんてね」
「面白い筈がないですね」
「笑わせようと思ったら」 
 人をというのです。
「もうね」
「まじ自分がですね」
「面白いと思わないと」
「笑えないですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
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