第一章
[2]次話
限界まで我慢
八条印刷の社員小松真冬は黒髪をロングにやや面長で切れ長の二重の目と赤い大き目の唇に形のいい鼻と耳を持ち太く濃い眉を持つ美人と言われるタイプの女性である。背は一六五位でスタイルはかなりいい。しかも仕事が出来ることでも有名で後輩の面倒見もいい。
そんな彼女に憧れる後輩社員は多い、入社して二年目の西田明日香黒髪を短くしていて丸い顔と大きな目と細い眉に小さなピンクの唇を持ち一五〇程の背で豊かな胸を持つ彼女も同じだ。それで彼女の仕事ぶりを手本にして働いていたが。
どうしても気になることがありだ、真冬本人に尋ねた。
「先輩はどうしてスタイルを維持してるんですか？」
「ジムに通ってるのよ」
真冬は微笑んで答えた。
「毎日ね」
「ジムですか」
「駅前の八条スポーツジムね」
そこにというのだ。
「通ってるの。あそこうちの会社の系列でしょ」
「同じ八条グループで」
「だから会員費安く済むし入会費とかもね」
「そちらもですか」
「色々サービスしてくれるし」
同じグループの関係者としてというのだ。
「通ってるの」
「そうなのね」
「だからね」
それえというのだ。
「毎日会社帰りにね」
「通って」
「汗かいてるのよ」
「そうですか、それじゃあ」
明日香は真冬の言葉を聞いてだった。
すぐにそのジムに入会した、実際入会の時に同じグループの関係者として色々なサービスを受けられてだった。
会員費月ごとのそれも安く済んだ、こうしたことに気をよくしてだった。
利用しはじめたがそこで運動する服装で汗をかいている真冬と会った。
「入会したのね」
「はい、そうしました」
「それで汗かくのね」
「先輩みたいなスタイルになりたくて」
「私なんかよりずっといい人いるでしょ」
真冬は汗をかきつつ隣で同じトレーニングをしている明日香に言った。
「そうでしょ」
「いえ、先輩凄いですから」
「私みたいなスタイルになの」
「なりたくて」
「そうなのね。じゃあ私と同じトレーニングするの」
「やってみます。お付き合いさせて下さい」
こう言ってだった。
明日香は真冬と同じトレーニングをした、その後で。
入浴となったが真冬はサウナでだった。
じっくりと汗をかいた、明日香は暑さを我慢しつつ彼女に尋ねた。
「あの、トレーニングして」
「いつも最後はね」
「サウナもですか」
「入ってるの、トレーニング中水分も摂って」
そうしながらというのだ。
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