暁 〜小説投稿サイト〜
優しい鳥のお母さん達
第三章

[8]前話
「素晴らしいことだよ」
「全くです」
 バンデリヒューベルもそれはと答えた。
「何よりも」
「それじゃあ」
「僕達はですね」
「これからも」
「そのフィオナを助けて」
 母親となっている彼女をというのだ。
「いきましょう」
「もう十四羽育てている」
 フィオナはというのだ。
「そしてだよ」
「これからもですね」
「育てていくんだ」
「そうしているから」
「その彼女を」
 共にというのだ。
「助けていこう」
「そうしましょう」
「飛べなくても」
 障害があってというのだ。
「けれどね」
「いい母親ですね」
「素晴らしい娘だよ」
 フィオナについてこうも言った。
「全く以てね」
「そう思う他ないですね」
「そうだね」
「この娘がいてくれてよかったです」
「この世にね」
「そしてですね」
「そのスニッカーズもだよ」
 彼女もというのだ。
「素晴らしい娘達だよ」
「全く以て」
「そしてその素晴らしい娘達をフォローしていく」
「それが僕達の仕事ですね」
「いい仕事だと思わないかい?」
「これ以上に」
 バンデリヒューベルは満面の笑顔で答えた、そしてフィオナと彼の子供を見守った、そうすると満面の笑顔がさらにいいものになった。


優しい鳥のお母さん達   完


                   2023・8・18
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ