純一、イッセー死す!だが…
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「じゃ、行ってくるぜ!」
「おお、頑張れよ。何か困ったことがあればメールしろよ?」
今日が天野さんとの初デートということで俺はイッセーを見送りに家の前にきていた
「そんじゃあな!!」
そういってイッセーは俺に手を振って走って約束の場所へ向かった
さて…
「俺はもう一眠りしますか」
今日は休日なのでゆっくりするか
そう思いながら俺は家へとはいっていく
現在時刻4:28分
「う、うぅ〜ん!」
俺はベットから起きて伸びをする
時計を見ると4時30分近くになっていた
少し寝すぎたか?
昼飯を食べてないのでぐぅ〜と腹が鳴った
「…軽くなんか食いに行くか」
俺は黒のコートを羽織り財布をもって外に出る
金は5000円あれば足りるだろ
そう思って俺は家を出る
俺は近くの公園の前を通り過ぎると見知った影を見つけた
「あれは……イッセーに天野さん?」
夕日に照らされた2人はなんかいい感じだった
俺は観察でもしようと思い近くの茂みに身を潜める
そして……俺は天野さんから思わぬ言葉を聞いてしまった
「イッセーくん…死んでくれないかな?」
と。俺は最初なにかの冗談だと思った
イッセーもそう思っているのだろう、天野さんに聞き返した
「し・ん・で・くれないかな?」
そしてそういった直後に天野さんの背中から黒い翼が出現した
まるで…そう。例えるなら堕天使みたいだった
「拒否権とかはないわよ?だから大人しく死んで頂戴」
そういって天野さんは手に光り輝く槍を出現させた
俺はやっと気づいた。天野さんは本当にイッセーを殺すつもりなのだと
そう思った俺の行動は速かった
「死ね」
「イッセェェエ!」
俺はイッセーを無理やり押し倒す
危ねぇ。俺が押し倒してなかったらあの槍ささってたぞ?
「じゅん…いち?」
「あら、人間がもう1人いたのね。私としたことが気づかなかったわ」
そういってもう一度槍をその手に握る天野さん
やべぇな…正直、勝てる気なんてしない
俺がいたところでどうにかなるわけじゃねぇ
クソ…どうする?
「フフフ、そのちっぽけな頭でせいぜい考えることね。まぁ、それだけの時間があればでしょうけど!!」
そういってもう1度槍を投げる天野さん
「クソっ!!」
「うわっ!?」
俺はイッセーを突き飛ばして俺自身もなんとかその槍をギリギリで避ける
イッセーはようやく状況を理解したのか立ち上がり拳を構える
「へ〜、あなた中々やるのね」
そういって今度は2本の槍を握る天野さん
……マズイ。1本でなんとか避けられるんだ2本同時に投げられたら
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