暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と桜島
第十幕その十一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「作ってるんだ」
「成程ね」
「ハウス栽培って凄いよね」
「日本でもマンゴーが作られるんだから」
「そして食べられるから」
「素晴らしい技術の一つだよ」
 まさにとです、先生も認めることでした。
「お陰で季節が違ってもね」
「その季節に食べられないもの食べられるし」
「そうしたことも出来るからね」
「やっぱりいいよね」
「ハウス栽培は」
「確かに旬でないと味も栄養価も落ちて」  
 そしてというのです。
「場所によっても変わるけれどね」
「それぞれのお野菜や果物が食べられる」
「季節に関わらず」
「そのことは素晴らしいことだね」
「そう言えるものね」
「いや、本当にハウス栽培で思うのは」
 このことはとです、皆と一緒に鹿児島産のマンゴーを食べつつ言います。
「どんな季節でも色々なものが食べられて」
「味を楽しめて」
「そして栄養も摂れる」
「いいことだよね」
「そのことは事実だから」
「何かの漫画でね」
 こうも言う先生でした。
「ハウス栽培の作物は栄養価が極端に落ちる」
「数値を出して言ってたけれど」
「季節やその土地のことを考える」
「作物の数値って常に変わるからね」
「生きものの身体と同じだからね」
「そのことも考えてね」
 そのうえでというのです。
「言わないといけないけれど」
「その漫画はそうしたことをしなかったね」
「あのグルメ漫画だよね」
「先生がよく批判している」
「あの漫画だね」
「あの漫画の原作者さんも運動家みたいな考えの人で」
 それでというのです。
「主張もね」
「ああ、運動家だよね」
「あの人の考えとか主張ってね」
「よく見たらね」
「そっちの人だね」
「日本のああした主張の人達の特徴の一つとしてね」
 それはといいますと。
「反文明的で非科学的だからね」
「そうだよね」
「あの漫画の登場人物って皆野蛮だしね」
「有り得ない位短気で無教養な」
「粗暴な人ばかりでね」
「だからあの漫画で言っていることはね」 
 それはといいますと。
「日本のマスコミや運動家のそれと同じで」
「鵜呑みにしたらいけないね」
「そうしたら危険だね」
「特に」
「そうだよ、あの漫画の言うことはもう全部ね」
 そう言っていい位にというのです。
「しっかり検証してね」
「間違いがどうか確かめる」
「そうしないと駄目だね」
「あの漫画については」
「ハウス栽培もそうね」
「そうなんだ、ハウス栽培はいい技術でね」
 そう言っていいものでというのです。
「そこから作られた作物もね」
「食べるべきだね」
「実際に美味しいから」
「栄養もあるから」
「そうだよ、あの漫画の原作者のことはね」
 この人のことはというのです。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ