暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十五話 天下茶屋その二十三

[8]前話 [2]次話
 その笑顔で、です。新一君はさらに言いました。
「寂しいしここ来る意味ないわ」
「天下茶屋にもやね」
「そう言ってくれるんやね」
「そやで、そやからな」
 新一君はさらに言いました。
「長生きしてな」
「そうするで」
「新一の言う通り百歳までな」
 お二人も新一君ににこにことして答えました、そうしてです。
 私にお顔を向けてこう言ってくれました。
「新一可愛がってな」
「やんちゃな子やけどな」
「はい、新一君は高校でも大教会でも後輩ですから」 
 私は心から誠実に真面目に答えようと意識しながら答えました。
「頑張ります」
「宜しくな」
「そうしたってや」
「そうさせてもらいます」
 お二人に約束しました。
「心から」
「そうしてやで」
「新一もせいじんするんやで」
「僕もいさんでくわ」
 新一君も言いました。
「そうしてくわ」
「そうしてやで」
「ええ人になるんやで」
「そうなるわ、そして将来は」
 お二人から私にお顔を向けて言いました。
「ええ教会長さんになるわ」
「何でそこで私見るの?」
「駄目ですか?」
「駄目じゃないけれど」
 それでもです。
「そこで私見る必要ないでしょ」
「そこはおいおい」
「お話するっていうのね」
「はい、それでなんですが」 
 新一君は私にさらにお話しました。
「おばちゃんとポポちゃんも時々おぢばに帰るんで」
「それで詰所にも来られるのね」
「その時は宜しくお願いします」
 今詰所に住ませてもらっている私にこう言いました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ