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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百八十一話 潜伏生活 その1
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第三百八十一話 潜伏生活 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

マスメディアの完全破壊を目的とした紅軍連合の原子力発電所襲撃作戦は失敗した。
ジエータイの出動によって、制圧した9基の原子力発電所から逃走した紅軍連合の戦士たち。
ある者は逃走に成功し、ある者はジエータイやケーサツに捕まり、ある者は原子力発電所を爆破して、被爆、死亡した。
結果的に作戦には失敗したものの、国内全9基の原子力発電所の原子炉を一時的に停止させることによって、国内を長時間、停電状態にすることに成功した。
その間、人々がこれまで原子力発電に依存して使っていた電気が一時的に使用不能になり、国内はパニック状態になった。
それに加えて、不化島第一原発の爆破により国内に多量のホーシャノウが流出したこともあって、国民たちの不安はさらに大きくなる。
ゴミクソバカ野郎のセージカどもにとって都合のいい情報が真実として、国民たちに伝染していく負のサイクルのごときマスメディアの完全破壊には失敗したが、今回の作戦によって紅軍連合は、原子力に依存してきた人間たちに、原子力発電の必要性の有無について、警鐘を鳴らすことには成功したのだ。
当たり前の日常を取り戻した世界の中を俺は自分の居場所であるAZUMA山荘に向かって、ただひたすらに歩き続ける。
AZUMA山荘へ向かう、道の途中、俺は町中で見慣れぬ男に話しかけられる。
「お前、能沢エーイチロウだな?俺だよ、わかるか?」
俺は変装用に着用していたスーツの袖口に隠していたナイフを、見慣れぬ男の首元に突きつける。
ナイフの切っ先が男の首元に突き刺さる寸前、俺はあることに気付く。
「お前、もしかして...!」
「変装しているのに、よくわかったな、俺だよ、倉都テツオだよ、わかるか?」
「生きていたのか、でもどうして、こんなところにいるんだ?」
「ケーサツのやつらにAZUMA山荘の場所が特定された」
「なんで?」
「この前の作戦でケーサツに捕まったやつが、チクったんだろう、ケーサツに情報提供すれば、刑も軽くなるからな」
「そんな、今、AZUMA山荘には、ユイナ一人しかいないんだぞ?」
「まぁ、そうあわてるな、AZUMA山荘があるアズマ山は、もともとクマが出現するので有名な危険地帯だ、ケーサツも今すぐには動かないはずだ」
「それじゃあ、お前は今、どこで生活してるんだ?」
「身分を偽って、アパートを借りた、そこで、この前の作戦で生き残ったメンバーと一緒に生活している」
「でも、その生き残ったメンバーっていうのは、全員じゃないんだろ
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