暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー響鬼 はじまりの君へ
第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
「余計に?」
「そう、今までよりも」
 そう明日夢に対して述べる。
「そうしたら今までよりもずっといい明日夢君になるから」
「ずっといい僕に」
「だからよ」
 また言う。
「頑張ってね」
「うん」
 その言葉には素直に頷くことができた。それも笑顔で。
「それじゃあ頑張って今よりもずっとよくなるから」
「そうよ、その意気だから」
「よし」
 身体中に元気がみなぎるのがわかった。
「今日も明日もね」
「応援してるから」
 そうにこやかに学校で話す二人。彼等を響鬼は優しい顔で道から見守っていた。
 バイクに乗っている。ヘルメットの奥で笑っていた。
「そういうことだな。じゃあ俺もな」
 バイクにエンジンをかける。そこに携帯が鳴った。
「はい」
 日菜佳からだった。彼に対して言う。
「鬼が集まりました」
「よし、いよいよか」
「そうです。ですから」
「わかった」
 彼は携帯に出た後それをポケットに収めるとヘルメットを被った。そのまま何処かへと去っていく。それを黒い髪の青年が微笑みながら見守っている。鬼達の戦いもまたはじまろうとしていたのであった。



仮面ライダー響鬼  はじまりの君へ   完


            
                           2007・2・21

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ