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新オズのリンキティンク
第八幕その五

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「楽しく過ごしておるぞ」
「流石お伽の国ですね」
「ネッシーまでいるなんて」
「しかも恐竜だなんて」
「オズの国ではそうなんですね」
「よく言われている様に恐竜なんですね」
「恐竜はオズの国では普通じゃよ」
 リンキティンク王はこうも言いました。
「全く以てな」
「ドラゴンもいますし」
「グリフォンもですし」
「そうした国だからですね」
「恐竜もいて」
「それが普通なんですね」
「そうじゃ」
 まさにというのです。
「オズの国では誰もおかしいと思わんぞ」
「ですね、オズの国では普通ですね」
「恐竜がいることも」
「外の世界ではもういない生きもの達が普通にいて」
「不思議な生きもの達も大勢いる」
「そうした世界ってことですね」
「そういうことじゃよ」
 皆に笑顔でお話するリンキティンク王でした、そしてです。 
 そうしたお話をしながら皆で動物園を巡ってでした、その後で今度は水族館に行くことにしてでした。
 途中お昼を食べてから行きました、水族館は地下鉄で行きましたが。
 地下鉄についてです、カエルマンはこんなことを言いました。
「路線が沢山あってね」
「慣れないとわかりにくいね」
「そうだよね」 
 カエルマンは魔法使いにお話しました。
「何処がどうつながっているか」
「それぞれの駅がね」
「それがね」
 どうにもというのです。
「わかりにくいよ」
「説明を聞くとわかるけれど」
「そうじゃないとね」
「けれど目的地にまですぐに行けて」
「地下鉄もいいね」
「そうだね」
 こうしたお話をしてでした。
 皆で地下鉄に乗って水族館に向かってでした。
 そのうえで水族館に着くとです。
 こちらにも色々な生きもの達がいます、お魚に貝類にです。
 蛸や烏賊それにウミガメや鯨達もいてでした。
「うわ、スナメリいますね」
「マッコウクジラも」
「シャチもいます」
「イルカも沢山いて」
「イッカクもいますね」
 ナターシャ達五人は水族館の中を見回して言います、皆今は魔法の光を浴びてその服のまま水族館の巨大な水槽の中を歩いてです。 
 そうしてそこにいるお魚達を観て回っていますが。
「凄いですね」
「巨大な水槽の中に色々な生きものがいますね」
「お魚に鯨に」
「ウミガメまでいて」
「ラッコやアシカもいますね」
「まさに海だね」 
 魔法使いも言います。
「ここは」
「そうですね」
「海の中を歩いているみたいです」
「こんなこと外の世界ではないです」
「水槽はその外から見ます」
「そうするものですから」
「それを普通に歩いて観られるのがね」
 その中をというのです。
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