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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七十六話 原子力発電所 その6
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第三百七十六話 原子力発電所 その6
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

俺、能沢エーイチロウと広末シューイチ、鳥羽リョーコ、労速ジュンの4人は、世界最大の総電気出力を誇る木白崎原子力発電所の武力制圧と、原子炉の停止を成功させた。
しかし、痴情のもつれによる仲間割れによって、広末シューイチと労速ジュンが死亡。
浮気相手である広末シューイチの子供を身籠った鳥羽リョーコはリューザンしてしまう。
浮気相手である広末シューイチとの間にできた新しい命を失い、悲嘆に暮れている鳥羽リョーコに『自己反省』させた俺は、リョーコと共にジエータイの魔の手から生き残ることを決意する。
下から突如、聞こえてきた大きな音。
制御室にいた俺はすぐに、廊下に出て、移動を開始する。
木白崎原子力発電所は現在、原子炉の停止により、電力が失われた状態である。
つまり、木白崎原子力発電所の中は暗闇に包まれている状態である。
俺は暗闇の中を、1階のロビーに向かって走る。
ロビーには施設内に侵入した自作爆弾を積んだトラックが停められており、そして閉められた状態のシャッターの外側から、大きな打撃音が聞こえてくる。
おそらく、ジエータイが何らかの方法で、外側からシャッターを開けようとしているに違いない。
原子炉の停止により、外部からのハッキングも不可能な状況下でシャッターを開けるには物理的な破壊しか方法がないのだ。
俺はシャッターに近づいて、シャッターを無理矢理、開けようとしているジエータイに向かって、大声で忠告する。
「おい!俺は紅軍連合だ?建物の中には爆弾を大量に積んだトラックがある?」
ジエータイ員が大声で言い返してくる。
「そんなこと、知ってるんだよ?」
やはり、木白崎原子力発電所から逃げた職員がケーサツに状況を説明し、ケーサツから、ジエータイへと情報が共有されたのだろう。
つまり、ジエータイのやつらは、今この木白崎原子力発電所が状況次第では、爆発する可能性を知った上で、シャッターを開けようとしているのだ。
俺はさらに忠告する。
「銃とか、戦車とか使って、シャッターを開けようとするな?銃弾がシャッターを貫通してトラックに直撃したら、トラックの中の爆弾に誘爆して、原子力発電所ごと爆発するぞ?ホーシャノウが漏れてみんな死ぬぞ?」
ジエータイ員が大声で言い返してくる。
「そんなこと、知ってるんだよ?」
外側からジエータイのやつらの笑い声が聞こえてくる。
俺は、安心した。
ジエータイのやつらは原子力発電所爆発のリスクを想定した上で、『何らかの方法』でシャッタ
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