第二千八百四話 平原なので
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第二千八百四話 平原なので
日本は乙女戦争という漫画を読んで驚きました。
「こんな兵器があったのですか」
「あっ、懐かしいですね」
ハンガリー兄もその漫画を読んで言いました。
「フス戦争とは」
「それでこの戦争ではですか」
「はい、こうしてです」
ハンガリー兄は日本に答えました。
「馬車を改造しまして」
「戦っていたのですね」
「僕は平原ですからね」
その地形はというのです。
「ですから」
「馬をよく使うので」
「それでなんですよ」
「馬車も改造してですか」
「戦争に使っていました」
そうだったというのです。
「ロシアさんでもありましたね」
「あっ、タチャンカですね」
「こうした兵器もあったんですよ」
東欧にはです、馬車を改造してそのうえで戦争に用いた兵器があったのです。平原地帯で馬を多く使っていたからこそです。
第二千八百四話 完
2023・7・14
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