第二千八百二話 鷹の災典
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第二千八百二話 鷹の災典
福岡は北九州市民球場で日本に言いました。
「三年連続で負け越してるばい」
「そしてこの十五試合では一勝ですね」
「去年そこで一勝でも出来ていたらばい」
「優勝でしたね」
「何か普段と雰囲気が違うばい」
球場がホークスファンで埋め尽くされてです。
「ファンが多いのはよかとが」
「多過ぎてですね」
「かえって相手チームも開き直ってばい」
「しかも微妙な雰囲気の違いがですね」
「感覚が違ってばい」
「試合をしにくいですね」
「それにどうもばい」
福岡はさらに言いました。
「呪いがかかっているばい」
「まさか阪神に憑いている」
日本もそう聞いて真剣なお顔になりました。
「マモノとケンタッキーのおじさんが」
「来ていても不思議でなかとよ」
「そうですね」
最早ホークスにとって最大の災厄になっているかも知れない、鷹の祭典を観て福岡も思いました。そしてファンの人達も。
第二千八百二話 完
2023・7・13
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