第二話 にゃんぱいあその二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
そしてだ。そこでだった。
「おそらく。時期的には仮面ライダーニ号が出て来てから」
「確かかなり最初ですよね」
「そうだったな。仮面ライダー一号が欧州に経ち」
ショッカーとの激戦の中で、である。
「仮面ライダー二号が日本に残ってから」
「あの頃にですか」
「スサノオの考えが変わった様だ」
その辺りからだというのだ。
「二人の仮面ライダーと戦い」
「そうして」
「仮面ライダー、ひいては人間を見ていてだ」
「世界征服の考えを変えたんですか」
「表向きは違っていた」
ショッカー、ひいてはバダンまでだ。その考えは同じだった。
「世界征服のままだった」
「けれどそれは」
「あくまで表向きだ」
それだけのことだったというのだ。
「それだけだった」
「では実は」
「仮面ライダーとの戦いを楽しむようになっていた」
そうなっていたとうのだ。スサノオは。
「その証拠に作戦もだ」
「戦いのそれがですか」
「世界征服の為の作戦ではなくなってきていた」
「ですね。言われてみれば」
五代もだ。一条のその話を聞いてだ。
考える顔になりだ。こう述べた。
「最初は世界征服の作戦ばかり立てていたのに」
「変わってきたな」
「ライダー打倒の。つまりは」
ライダー打倒は題目に過ぎない。では真の目的は。
「ライダーに罠や強敵をぶつけてですね」
「それをライダーがどう潜り抜けるか」
「それを見て楽しむ様になっていったんですね」
「それは御前もわかるな」
「はい」
一条の今の問いにだ。五代はそのライダーとしてだ。こくりと答えた。
そすいてだ。こうも言ったのだった。
「俺も。もうすぐで究極の闇になりましたし」
「一歩間違えれはな」
「グロンギ達との戦い自体が罠でしたから」
既にだ。五代も一条もこのことを把握していた。
それでだ。五代も今言うのである。
「クウガとして彼等と戦い」
「人間として戦い」
一条はクウガ、ひいては仮面ライダーを定義付けて話す。
「そしてだ」
「その戦いの中でグロンギになるのか」
「人間であり続けるのか」
「それを見ていたんですね」
「ン=ダグバ=ゼバはスサノオの分身の一つだった」
一条はまた指摘した。
「そのこともだ」
「はい、アークオルフェノクやワイルドジョーカー、キュリオスやカイも」
彼等は全てだ。スサノオの分身だというのだ。
「全てスサノオだからだ」
「あいつはその都度俺達に仕掛けていたんですね」
「人間が自分の仕掛けた罠にどうするのか」
一条はまた話す。
「どう切り抜けるのかをだ」
「見る為に」
「仕掛けてきている」
「そしてそれは仮面ライダーに対してだけじゃなかったんですね」
「他の世界の戦士達」
まだ姿も名
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ