暁 〜小説投稿サイト〜
博士の挑戦状
第五十三話

しおりを登録しました
[8]前話 [2]次話
                  第五十三話  その日になって
 決闘の日となった、すると博士は小田切君それにタロ、ライゾウに対してまるでピクニックに行く様に声をかけた。
「では行くぞ」
「ああ、今日でしたね」
「うむ、決闘の日じゃ」
 小田切君に軽く言った。
「その日でな」
「今からですね」
「行ってな」
 そうしてというのだ。
「楽しむとしよう」
「決闘をですか」
「先生達とな」
 そしてというのだ。
「カーミラ嬢とな」
「戦いますか」
「そうしてくる」
「それで博士だけじゃなく」
「よかったら来るか」
 こう声をかけるのだった。
「これからな」
「いや、行ってもな」
「それでもね」
 ライゾウとタロはその話を聞いて言った。
「僕達はね」
「見ているだけだしな」
「それでいいかな」
「それだけでも」
「見てくれる人がおるとな」
 それならとだ、博士は二匹に話した。
「それだけで違うからな」
「それでか」
「僕達にも声をかけてるんだ」
「うむ、だからな」
 それでというのだ。
「どうじゃ」
「博士がそう言うなら」
「僕達もね」
 二匹もそれならと応えた。
「行かせてもらうよ」
「それで見させてもらうな」
「小田切君はどうじゃ」
 博士は小田切君にも声をかけた。
「それで」
「僕ですか」
「うむ、来るか」
「まあお声をかけてもらったら」
 それならとだ、小田切君も頷いてだった。
 博士に同行することにした、そしてタロとライゾウと一緒に博士が乗るエンペライザーに乗り込んだのだった。


第五十三話   完


                  2023・4・15
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ