暁 〜小説投稿サイト〜
雨が降ってた・・・・・・
第一章

[2]次話
                雨が降ってた・・・・・・
 今私達は窓のない場所にいる、具体的に言うとそうしたホテルだ。そこに彼と一緒にいる。
 二人で入って楽しむことにしたし実際に楽しんだ、私はその後で彼にベッドの中で思い出した様に言った。
「そういえば今日夕方から雨だってね」
「天気予報で言ってたんだ」
「ええ、だからね」
 それでと彼に話した。
「早いうちに出た方がいいかもね」
「入る時は晴れてたけれどね」
 彼は私の言葉に眉を顰めさせて話した。
「それでもなんだ」
「天気予報ではそう出ていたわ」
「天気予報だね」
「外れるかもしれないけれど」
 それでもとだ、彼に話した。
「若しかしたらね」
「そう思うと早く出た方がいいかな」
「フリータイムで入ったけれどね」
「それでもね」
「じゃあもう出ようか」
「ええ、楽しむことは楽しんだしね」
「それじゃあね」 
 彼は私に応えてくれた、そしてだった。
 二人でベッドから出てシャワーを浴びてだった。
 服を着て部屋を出た、そしてロビーでお金を払ってホテルから出るとだった。
 外は雨だった、私はその雨を見て彼に言った。夜の街に降る雨はこの上なく嫌なものに思えた。
[2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ