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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百五十七話 同盟 その1
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第三百五十七話 同盟 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『カラーレス』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

カラーレスが実行した、BEI軍基地内の食料貯蔵庫と武器庫の爆破作戦は成功した。
これにより、都内のBEI軍基地の戦力は大幅に減少した。
BEI軍としては、今回の失態がマスメディアを通して、新日本国民に知られるということは、なんとしても避けたかった。
そう、BEI基地の戦力が弱体化したことが世間に広まれば、それだけ、カラーレスのような反社会勢力に襲撃される危険性が高まるからだ。
しかし、あれだけ大きな爆発を、この国のマスメディアが見て見ぬふりをするわけがない。今回のカラーレスによるBEI軍基地襲撃事件は、国内で大々的に報道された。
この報道により、国民たちのカラーレスへのイメージは大きく変わった。
以前のカラーレスは、コーバンやギンコーを襲撃する、小規模なテロリストのイメージが強かった。
しかし、BEI軍基地を襲撃し、一部施設の爆破に成功した、今のカラーレスは、超大国であるBEI国にケンカを売った、世界的なテロリストになってしまったのだ。
新日本は、BEI軍の支配下にある。
当然、BEI軍は国内のケーサツに、カラーレスの早急な逮捕を要請、つまり圧力をかけたのだ。
そのせいで、俺たちカラーレスのメンバーは、以前よりも、行動を制限するようになり、ケーサツの目を気にするようになってしまった。
明日には、BEI軍基地に、補充の食料と武器が届いてしまう。
つまり、BEI軍基地を完全に破壊するチャンスは今日しかないのだ。
そして、カラーレスのアジトである、廃墟と化したマンションには、カラーレスの活躍をマスメディアを通じて知り、行動を起こした同志たちが、日本各地から集結していた。
カラーレスのメンバーは十数人だった状態から三十数人に増えた。
今回増えた約20人の同志たちは、皆、日本を浄化する為に命を懸けることを、カラーレスに誓った者たちである。
新メンバーである約20人の同志は、ネットを通じて知り合い、カラーレスと合流する前にコーバンを襲撃、ケーサツ官、数人を殺害して拳銃を強奪、自分たちの決意が口だけではないことを、俺たちに証明した。
本当なら、歓迎会でも開きたい気分だが、明日にはBEI軍基地に新しい食料と武器が届いてしまう。
俺たちと、新メンバー達は、カップ麺を食べながら、カラーレスのリーダーである倉都テツオの話を聞いていた。
「明日には海の向こうから、補給物資がBEI軍基地に到着するだろう、よって、BEI軍基地を完全に破壊するチャンスは今しかない、奴らは、先日の襲撃
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