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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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 翌日の朝、おはようございますと言った後、健也さんが私の顔を覗き込むようにしてきて

「あっ 山葵 変わった化粧してるんでっか?」と、そうなのだ、昨日のところが青タンになっていたのだ。

「ん もぉー どうしょうかなー お母さんに前髪降ろすようにして隠してもらおうかなー」

「そうですね 今日は、ここはいいですから やってもらえばどうですか そのまんまじゃぁ 美人がだいなしでっせー」

 お母さんになんとなく恰好つけてもらったけど、それでも、まだ、目立っていたのだ。それに、みんなから、見られているし、授業中でも頭がうっとおしくて集中出来ていなかったのだ。

 それでも、部活に行くと、織部部長なんかが

「まぁ 大丈夫? 練習 見学しとけば・・」

「平気よ そんなの おでこが青いだけじゃぁない この子 根性あるから」と、あの岸森璃々香だ。

 私は、その容赦ない言葉にカチンときて、やっぱりこの人、私のこと憎らしいんだわ お前がぶつけたんじゃぁないかぁー

「へっちゃらです こんなの・・ ちょっと 向かってくるボールに嫌われただけですから」と、嫌味の意味も含めたんだけど・・・無視された。

 その日も岸森璃々香に相手をさせられて・・・だけど、私がサーブを打つ時になって

「山葵 もっと 背伸びして、身体全体を弓なりにする感じで打ってごらん それとバックスイングはもっと大きく」と、言われて、何回かやっているうちに、飛び跳ねるように・・あの人も打ち返せないようなサーブがラインの内側を跳ねて後ろのネットに飛んで行ったのだ。トップスピートでスピンがかかっていて、バウンドした後、あの人から逃げるように横にスライスしてたのだ。

「そう 良いサーブ ヤン 山葵のサーブはスピンしながら跳ねたあとも変化するんだから、その調子よ もっと自信もって 思い切ってね 相手を倒すつもりで」と、今のは褒めてくれたのかな? でも、なんで、いきなり呼び捨てなんだよー

 その日は、3人の相手が終わった後は、岸森璃々香は他の部員とダブルスで練習していて、私達にはラケットを持ったままの横反復飛びを終日させていたのだ。

 その日の練習を終えて、シャワー室で

「あの岸森先輩って 厳しくて怖いのよねー あの人の前だと震えちゃって、ボールも返せなくなるのよ 山葵ちゃんはえらいわー なんとか、ついていってるものー」

「そうそう あの人怖い 部長は優しいんだけどね」

「あなた達は大変よねー あの人は雲の上の人みたい 織部部長は優しく教えてくれますよー ねっ」と、未経験組の3人が言っていた。

 その後、私等3人は集まって

「なぁ 2年生は半分くらいは、ええ加減にやってるやんかー 1年の他の3人は未知数やけど ウチ等3人は結
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