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下駄箱の手紙
第一章

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                下駄箱の手紙
 登校して自分のげた箱を開けるとだ、高校生の和歌山真美はまずは我が目を疑った。それからだった。
 下駄箱の中にあるものをそこから取り出してから隣にいたクラスメイトに言った。丸い顔で大きな優しい感じのやや垂れた目と小さな微笑んだ感じの唇を持っている。黒い髪の毛を肩の長さで切り揃えている。背は一五六位で豊かな胸と大きな尻そして肉付きのいい肢を持っており紺のブレザーとグレーのスカートが似合っている。
「下駄箱に手紙入ってたけど」
「それってまさか」
 クラスメイトもその手紙を見て言った。
「噂の」
「ラブレター?」
「それじゃない?」
「困ったわね」
 真美はその手紙を手にこう言った。
「私もうね」
「ああ、彼氏さんいたわね」
「だからね」
 それでというのだ。
「気持ちは嬉しいけれど」
「彼氏さんいたらね」
「浮気とか不倫とか嫌いだし」
 真美としてはだ。
「こうしたものはね」
「貰ってもね」
「困るわ、けれどそのまま捨てるのも何だし」
 困った顔のままだ、真美は言った。
「読んでそれでね」
「返事するのね」
「御免なさいってね」
 彼氏がいるから交際出来ないと、というのだ。
「言うわ」
「そうするわね」
「ええ、その為にもね」
 まずはというのだ。
「お手紙をね」
「読むのね」
「そうするわ」
 こう言ってだった。 
 真美は一旦クラスメイトと校舎の屋上に出てそこで手紙を開いて読むことにした。そして開いて読んでみると。
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