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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十二話 惨状と希望
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ワサビとネイルを手にかけたフリーザはドラゴンボールを使った愚か者どもを殺すために宇宙船へと戻っていた。

「せっかく不老不死になれるチャンスだと思っていたのですが、まあ過ぎたことを悔やんでも仕方がありません。悔しいですがここはあの愚か者どもを殺し、次回またドラゴンボールを使って不老不死になることにしましょう。」

最悪の敵が今、悟空達の元へ迫らんとしていた。




-クリリンside-

「悟飯、やったぞ。この気はピッコロのだ!」

「はい、クリリンさん。ちゃんとドラゴンボールで生き返れたみたいですね!」

「だが、どうも喜んではいられないみたいだ。」

「どうかした んだ?/ですか」

「ついにワサビの気が感じられなくなった。それにフリーザの野郎がこっちに来てる。」

「それってつまり...」
クリリンは苦虫を?み潰したような顔で言った。
「ワサビが殺されちまったってことか?」

「そうかもしれんな。」
バーダックは淡々と言った。
「そんな...」
しかし長い間顔を見合わせていたクリリンや悟飯はとてもショックだったようで、さらにまだ幼い悟飯には相当厳しい事実であった。
「そんなしけた顔すんなよ。別にあいつならドラゴンボールで生き返らせれるじゃねぇか。」

「バーダック。お前は知らないだろうけどさ、一度死んだ奴は二度と生き返れないんだ...」

「ワサビは一回もう死んでるのか?」

「ああ...それは...それは...」
だがクリリンは彼が死んだときのことを思い出せない。

「クリリンさん。ワサビさんって死んでないんじゃないんですか?」

「ああ!」
クリリンは急に大きな声を出した。
「そういえばアイツ死んでないじゃん!俺たちが死にすぎて一回アイツも死んでたと思い込んでいたぜ!」

ドラゴンボールがあるからこその思い違いにバーダックは呆れていた。

「まったく五月蠅い野郎どもだ。」
今のやり取りでベジータは起きてしまったようだ。

「わ..悪いベジータ。」
ベジータを見ると起こされてすごく不機嫌なようで、だれかれ構わず殺してしまいそうな殺気を受け取ったクリリンは下手に刺激をしないように謝った。

「まあいい、どうせこっちにフリーザの野郎が来ているんだ。あの馬鹿みたいにずっと寝ているわけにはいかないからな。」

「ヘッキシ!」
(あれ...おかしいなぁ。オラ別に寒くもねぇし風邪ひいてるわけでもねぇのに急にくしゃみが出てきたぞ?まいっか!)

噂をされくしゃみをした山吹色の道着を着た青年は体を治すため再び眠りについた。

「いいか、あいつの持っているドラゴンボール一つを奪い、この俺を不老不死にしろ。それしかアイツに勝つ方法はない。」
ベジータ
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