第二千七百五十七話 いなくなったのはいいけれど
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第二千七百五十七話 いなくなったのはいいけれど
イタリアは心から思いました。
「いや、ヤクザ屋さんもマフィアもね」
「いないに越したことはないな」
ロマーノがこの中で一番わかっていることです。
「何て言ってもな」
「そうだけれどね」
それでもというのです。
「結局悪い人っていてね」
「世の中表と裏が存在するある」
中国は残念そうに言いました。
「陰陽と言っても陰が悪い訳ではないあるが」
「世の中そうだからな」
アメリカもわかっていて頷きます。
「裏社会はあるぞ」
「どの国にもね。それでね」
イタリアはさらに言いました。
「裏社会の質が悪くなるのも問題だね」
「半グレはマジでヤクザ屋さん以下だからな」
ロマーノはまさにと応えました。
「ヤクザ屋さんは強盗とかしねえぞ」
「一般の人何もなくて襲って殺したりね」
だから問題だというのです、半グレが裏社会に増えるとそちらの質がかなり悪くなるのではと思う一行でした。
第二千七百五十七話 完
2023・6・21
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