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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十話 決戦 ギニュー特戦隊?
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「俺の宇宙一のスピードについてこられるか?」

「フィニッシュはクラッシャーボールで決めてやるぜ!」

「ベジータ。オラはあっちの青いやつをやる。だから赤いやつは頼んだぞ。」

「だから俺に命令するなと言ってるだろ!」

「先手はもらったぁぁ!」
バータが凄まじい速度で悟空に迫り、悟空の周りを残像で囲った。

「フハハハハ!どこにいるかわからんだろう!」
ギュンギュンと空を切りその速度はさらに加速する。

ここでバータが仕掛けた。まるでマッハのようなスピードで蹴りを放つ。

「それはどうかな?」 「何?」
しかしその蹴りは悟空に両手でしっかりと止められていた。

「おめぇホントに宇宙一のスピードなんか?オラには全然わかったぞ。」

「そんなわけがない!どうせハッタリだ!」

「そっか、じゃあハッタリかどうか試してみるか?」
その瞬間悟空は相手の目の前から消えた。

「ど...どこだ?」
しかし周りを見渡しても彼の姿は全くない。

「まさか、アイツ...あんなこと言っておいて隠れたのか?そうだ。そうに決まってるぜ。俺より早いやつなんてこの世にいないからな。」

「何言ってんだ。まさかおめぇオラが見えないんか?」

「? 何処だ!何処にいる!」

「さっきから何回もお前の前にいるじゃねぇか。」

「なんだと?」
しかし目の前には地面が広がっているだけであの男など見当たらない。
だが、なぜか音がする。己の周りからギュィンと鈍い音が何回も聞こえる。

「まさか...」

そう。彼は途轍もない速度でバータの周りをまわっていた。
バータの速度では、悟空に残像を見せる速度で回っていた。残像の原理は脳のタイムラグによって生まれている。脳が反応する時間は約0.1秒とされていて、その0.1秒という時間を何回も止まって像を作っている。

対してその0.1秒の時間を作らないにはどうするか、簡単な話0.1秒の間に相手の視界から抜ければいいだけだ。だがそんなことができるのはごくわずか。凄まじいスピードを持った奴にしかできない。

「ちなみにオラはこれより2倍3倍と加速できっぞ。」
悟空はさらに追い打ちをかける。

そんな声を聞いてバータは膝から崩れ落ちる。本当は己が宇宙一ではないことぐらいはわかっていた。使えているフリーザ様やその親のコルド大王。そして若きときのスラッグなど、上げたらきりがない。それでも自分は宇宙一だと、フリーザ軍がおかしいだけで自分はとても速いのだと。そんなプライドがあった。
だがそんな幻想も下等な種族と思っていたサイヤ人に破壊されプライドがボロボロになりもはや戦う気は残ってなかった。

「降参だ...俺にはもう戦う気はない...」

「そうか。分かった。」
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