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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百四十七話 コーバン その1
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第三百四十七話 コーバン その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『カラーレス』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

東強大学での敗戦の後、都内の廃屋を新たな拠点として活動を開始した『カラーレス』。『カラーレス』は戦力不足を補うためのコーバンへの攻撃作戦の準備を進める。
俺、能沢エーイチロウは会議の後、『カラーレス』のメンバーの一人、姫先ユイカと都内の街路を偵察していた。
偵察の目的はもちろん、都内各地のコーバンの偵察である。
コーバンに勤務するケーサツ官の体格や、年齢、そして人員の数から、もっとも作戦成功に適したコーバンを絞りだすのが、この偵察の目的だ。
わかりやすくいえば、いちばんチョロそうなケーサツ官が勤務しているコーバンを探しているだけだ。
姫先ユイナがあたりを見回しながら、俺に質問する。
「先程、エーイチロウ君は、コーバンへの攻撃作戦にし対して、否定的な意見をしましたね」
「俺はちゃんと『反省』しましたが?」
「怖いのですか?この国を浄化するために命を犠牲にするのが?」
「怖いって言ったら、あとで倉都テツオにチクるのか?」
「チクりません、私はエーイチロウ君の気持ちが知りたいだけです」
「死ぬのが怖くないやつがいるのか?」
「確かに、死ぬのは皆、怖いでしょう、しかし死は、誰もが生まれた瞬間に得る権利です、死を恐れても、人は遅かれ早かれ死にます」
そう言う、姫先ユイナは実は難病を患っている。
国内でもっとも高い偏差値を誇る東強大学の生徒で、一流企業のお嬢様である姫先ユイナがなぜ、反社会組織『カラーレス』に参加したのか、俺はまだ知らない。
「姫先は、なんで、『カラーレス』に参加しようと思ったんだい?」
「私は日本を愛していました、礼儀に厚く、どんな大国にも真正面から武力で立ち向かう日本が、でも敗戦国と化した今の日本は完全にBEI軍の言いなりです、BEI軍の傀儡と化した今の新日本は、武器を持つことを禁じられ、敗北者のまま、支配の上に約束された平和という名の屈辱に、塗れ、依存しながら怠惰な生活を送っている、私はこれから、この腐った新日本という国の経済発展のために、自分にウソをつきながら働くのが嫌なだけなんです?どんなに経済を発展させ、国を豊かにしたところで、この国がBEI軍の支配下にあることは、変わりません?」
姫先ユイナは今の日本、新日本の現状が、よほど気に食わないのか、急に泣き始める。
「それに、私はかつて、BEI軍の軍人に、この身を汚された経験があります、しかし相手がBEI軍の軍人であるという、それだけの理由で、新日本の法律は、私を汚したBEI軍に対して、厳重
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