第二千七百四十四話 チーム崩壊
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第二千七百四十四話 チーム崩壊
史上最強打線という補強に補強を重ねて作り上げた打線を以て優勝間違いなしとさえ言われた堀内巨人ですが。
「見事ですね」
「ある意味そうですね」
日本妹は無様に負ける巨人を観てお話しました。
「確かにホームランは多いですが」
「ただそれだけです」
「投手陣は劣りますし」
「しかも采配が酷いです」
肝心のそれがというのです。
「しかもチーム内の状況が」
「どう見ても悪いですね」
「あっ、これ草魂暗黒時代そっくりですわ」
ここで大阪が日本兄妹に言ってきました。
「近鉄の」
「あの時ですね」
「そういえばそっくりですね」
兄妹も否定しませんでした。
「監督さんがこれでは」
「我が強過ぎますと」
「ではです」
「巨人の未来は見えましたね」
逆に落合監督の中日は勝っていっていました、堀内の巨人は優勝間違いなしと言われながらもどんどん負けていきました。
第二千七百四十四話 完
２０２３・６・１４
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