第二千七百四十話 最悪の青天の霹靂
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第二千七百四十話 最悪の青天の霹靂
巨人の監督が交代することになりましたが。
「なっ、あの人を！？」
「このフロント本当に酷いですね」
日本兄妹は新監督就任会見を前にして驚きました、何とその場で堀内がニヤニヤして席に座っていたのです。
「えーーー、まあ晴天の霹靂でありまして」
「前任の方は憮然としておられますし」
「これは明らかにフロントの行動ですね」
「しかし、これはです」
「酷いことになりますよ」
日本兄妹は堀内のこれまでのことから確信しました、そして。
フロントの暴挙は続き他チームから選手を掠め取る巨人の十八番を次々と発動させました、すると何もわかっていない人達が馬鹿騒ぎをはじめました。
「今年は優勝間違いなしだ！」
「史上最強打線の完成だ！」
「いえ、優勝は有り得ないです」
「出来る筈がありません」
日本兄妹は確信していました。
「幾ら戦力が揃っていても」
「采配そしてチームの統率がなければ」
「堀内さんに殴られた人は去りました」
「このことが全てを物語っています」
兄妹で思いました、これはアンチ巨人の人達にとっては最高の事態になると。
第二千七百四十話 完
２０２３・６・１２
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