暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百三十九話 アポカリプス その1
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第三百三十九話 アポカリプス その1
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

地球の深層に存在する『内核』。
PGS(パブリックガーディアンズ)は数年前、長年の調査によって、この『内核』に、存在する生命体こそがパブリックブレイク現象の原因である事実を突き止めることに成功する。
しかし、その生命体がいるのは、地球内部である。
政府はパブリックブレイク現象の原因を知りながらも、地球崩壊のリスクを考慮して、内核の生命体との交渉を避けてきた。
しかし、月日の経過とともに発生する、各国家間の、武力による食料の奪い合いに、人類の終末が近いことをさとった、政府は、人類終末回避のために、ついにPGSに内核に潜む、謎の生命体との交渉を許可する。
PGSが、内核に潜むパブリックブレイク現象の原因となる生命体との、交渉に成功すれば、人類は約束された終末の回避に成功し、未来を勝ち取れるのだ。
それは、食料確保を目的とした国家間の武力衝突の一時的な停止を意味している。
しかし、内核に潜む謎の生命体との交渉に失敗すれば、いったいどうなるのか、その事実を知る者はまだ、この地球にはいなかった。
PGSはすでに、専用の武装をした軍隊と、PGSが管理するパブリックモンスター達と専門家で構成された特殊部隊SPPGS(スペシャル・パブリックガーディアンズ)を地球内部に派遣していた。
SPPGSはPGSが数年前から、内核に潜む生命体との交渉のために、地球内部を採掘して作った地下通路を使って、内核へと歩みを進める。
この地下通路は、それこそ、政府の内核への交渉許可が降りる前から、採掘されていたのだ。
政府に無許可で作られた地下通路を、SPPGSは進む。
SPPGSのメンバーの中には、PGSで政府長官を務める、爆炎の断罪剣士・宮本テツヤも参加していた。
これは、単純に内核に潜む生命体との交渉に失敗したときのことを考慮しての、参加である。
他の断罪剣士達が、野球場で乱闘騒ぎを起こしている裏で、SPPGSはついに内核に潜む生命体との接触に成功した。
SPPGSのメンバーの一人が歓喜の声を上げる。
「宮本さん!見てください、これはどうみても、生命体です?」
「そんなことは見れば、わかる...」
内核に潜む謎の生命体との遭遇に、防護服を身にまとったSPPGSのメンバーたちはお互いの顔を見合わせ、歓声を上げる。
しかし、この生命体との交渉に成功することが出来なければ、人類は滅亡する。
この、発見と遭遇は決してゴールでない、むしろスタートなのだ。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ