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体育祭当日F 〜死ぬ気の結末〜
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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今回で最終競技まで描きます!
なのでかなり長めですが、よろしくお願いします!

体育祭当日F 〜死ぬ気の結末〜

 

「……」

(モグモグモグ)

「……」

(パクパク)

 

 昼休みが終わるまであと2分という頃。

 俺は佐倉と美雨が作ってくれた弁当を死ぬ気でかきこんでいた。

 

「ど。どうかな、おいしいといいんだけど……」

「……もう死んでもいいほどおいしい(もぐもぐ)」

「そ、そっかよかった〜///」

「ツナ君、私のお弁当は?」

「こっちも死ぬほどおいしいぞ(ぱくぱく)」

「えへへ、ありがとう」

 

 佐倉のお弁当は可愛らしい女の子って感じのお弁当で味も抜群。

 美雨の弁当はおしゃれな洋風って感じで、こっちも抜群に美味い。

 

 あまりに美味しすぎて時間ギリギリまで食べるのが辞められなかった。 

 

 3分の2を食べ終えた俺は、残りは後で食べる事にして、片付けをし始めた。

 

 すると、見覚えのある男子生徒がDクラステントに入って来た。

 

「沢田綱吉君ってDクラスだよね? ここにいるかい?」

 

 そう言って俺を呼んだのは……

 

「あ、南雲先輩♪」

「やぁ桔梗ちゃん。沢田君っているかナ?」

「あ、はい。ツナ君〜、お客さんだよ〜」

 

 生徒会副会長、2年Aクラスの南雲雅だった。生徒会長に負けず劣らずの優秀者で、次期生徒会長に内定しているとかいないとか、そういう噂を聞いた事がある。

 

「……沢田です。何の御用でしょうか」

「君が沢田君かぁ。いやね、最優秀生徒争いに君が入っていたから、どんな子なんだろうと思って見に来たのサ」

 

 桔梗のそばに行きながらそう言うと、南雲は俺の全身をジロジロと観察してから笑った。

 

「なるほど、確かに大物そうな雰囲気が漂っているねぇ。いや〜俺は嬉しいんだよ。堀北先輩、そして俺に続く新人が現れてくれて。沢田君、ぜひとも仲良くしてほしいな」

 

 南雲は俺に手を差し出した。どうやら握手を求められたらしい。

 

(……なんだ? この男、何か危険が気配を感じるが……)

 


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