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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
バラモス城
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の元に戻って来る。
「今度は何の騒ぎを起こしてるんですリュカさん!?」
少女ラーミアとミニモンを見たアルルが、ジト目でリュカに問いかける。
「何で僕を睨むの?どう見たって僕は関わってないよね?」
「ラーミアの事はリュカさんに一任してあるんですから、全責任はリュカさんにあります」
アルルの言葉に、リュカは「やれやれ」と言った表情で苦笑する。

そして、互いの頬を左右に引っ張りあっている2人を制止し、少女ラーミアを抱き上げ事態を落ち着かせた。
「2人とも喧嘩は止めなさい…」
「ラーミア悪くない!ミニモン、ラーミアをバカにした…それが悪い!」
「あぁそうだよ!全部俺が悪いんだよ!…くそー、お前等全員死んじまえ!」
少女ラーミアの一言に、半ベソをかきながらミニモンが叫び、その場から逃げ出してしまう。
「あ、こら!勝手に行動するんじゃない!」
慌ててリュカは声をかけたが、時既に遅くミニモンは通路の奥へと行ってしまった…


皆で急ぎミニモンを追う事に!
すると奥からミニモンの悲鳴が聞こえてきた。
慌てて角を曲がるとそこは袋小路で、ミニモンは3体の『動く石像』に囲まれ震え上がっていた!

即座に動いたにはカンダタ…
バトルアックスを振り上げ、動く石像に一撃を喰らわす。
(ズギンッ!)
鈍い音と共に、カンダタのバトルアックスが砕け散ってしまった!
その間にも、動く石像はミニモンに攻撃を仕掛けてくる…
カンダタはミニモンを抱き、その場で蹲り庇う!
誰もがカンダタとミニモンの無惨な姿を予想した瞬間、一番後方にいたリュカが、何時の間にかアルル達を抜かし、3体の動く石像を一瞬で破壊してしまったのだ!

リュカは何事も無かったかの様に身形を整えると、何事も無かったかの様にカンダタ・ミニモンを立たせ、何事も無かったかの様に笑顔を振りまく。
そして屈み、ミニモンへ注意を促す。
「ミニモン…勝手な行動をしてはダメだ!もうお前は、僕等の仲間なんだから、他のモンスターには攻撃されるんだぞ!」
ベソをかいているミニモンの後頭部に、軽く拳骨を落とす(コツンと)と優しく抱き上げ、頭を撫でる。

「………ごめんなさい」
ただそれだけ…一言だけ謝り、顔をリュカの胸に埋め、声を出さずに泣き続けた。
リュカは苦笑いしながらもミニモンを撫で続ける…そしてカンダタに視線を移し、目で礼を述べる。
カンダタも理解し、照れくさそうに頭を掻き俯いた。


「でもカンダタの武器が無くなっちゃったね」
何かに気付いたマリーが、急に状況を確認し始めた。
「そうだな…ま、しょうがねぇさ!体は丈夫だし、みんなの盾代わりにはなれるだろうから、気にすんなよ!」
アルルが、一旦町へ戻り武器の購入を提案しようとした瞬間、カンダタがこのままバラモス城攻略
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