暁～小説投稿ｻｲﾄ～:尾長狼第二章

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尾長狼

第二章
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す。
「それでね」
「村の皆でだね」
「食べてもらったら」
　そうしてもらったらというのです。
「願ったり適ったりだしね」
「それでだね」
「そうだよ、どんどん食べてもらいたいよ」
「そうだね、その実がだよ」
「木が増えれば」
「そうだよ、どんどん採れるし」
　その胡桃の実がというのです。

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