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ドリトル先生と山椒魚
第十一幕その十一
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「そうしたんだ」
「成程ね」
「うん、そして今度は西表島に行きたいね」
「イリオモテヤマネコのだね」
「そうだよ、あの生きものについても学びたいし」
 ここでソーキそばが来ました、先生は王子と一緒に丼に入っているそれをお箸で食べながらさらにお話をします。
「実はもう一種類ね」
「あそこに生きものがいるんだ」
「ネコ科の生きものがいると言われているんだ」
「イリオモテヤマネコ以外にもなんだ」
「そう言われているんだ」
「そうなんだ」
「そして先生としてはなんだ」
「出来ればね」
 先生は王子に目を輝かせて答えました。
「その生きものと会いたいよ」
「そう考えているんだね」
「是非ね」
「先生らしいお願いだね」
 王子も聞いて思いました。
「そのことは」
「そうだね」
「会えればいいね」
 ソーきそばをすすりつつ言います。
「本当に」
「出来ればね」
「そうだね、しかし日本も色々な生きものがいるね」
「その生態系も面白いよ」
「それは虫や甲殻類もだね」
「そうだよ、ザリガニにしても」
 この生きものもというのです。
「ニホンザリガニがいるしね」
「アメリカザリガニは外来種でね」
「本来はね」
「ニホンザリガニがだよね」
「日本にいるザリガニでね」
「銭亀と一緒だね」
「そうだよ、そうしたことを学んでも」
 そうしてもというのです。
「面白いのがね」
「日本の生態系だね」
「そうなんだ」
 先生もソーキそばをすすります、そうしてです。
 泡盛をロックで飲んでからです、またお話しました。
「そのことも素敵だよ」
「日本は何かとあるね」
「うん、栗鼠やヤマネを見ても」
 こうした生きものもというのです。
「面白いしね」
「日本のリスも他の地域とは違うね」
「ホンドリスとね」
 そしてというのです。
「エゾリスがいるよ」
「そうだね」
「エゾリスは名前の通り北海道にいるね」
「ホンドリスの亜種だね」
「亜種だけれど大きさがね」
 これがというのだ。
「違うからね」
「そこでわかるね」
「そうなんだ」
 王子に今度はミミガーを食べつつ応えました、見ればトミーも今は飲んで食べています。三人で泡盛を沖縄料理で楽しんでいます。
「これがね」
「大きさだね」
「実際に見比べるとね」
「大きさが違って」
「そこでわかるんだ」
「そうだね」
「そうしたことを見ても」
 そうしてもというのです。
「本当にだよ」
「日本は面白い国だね」
「そうだよ、しかしね」
「しかし?」
「本州と四国、九州はね」 
 この三つの島はというのです。
「俗に本土と呼ばれてね」
「生態系は大体同じでね」
「それがまた東西それに南北でね」
「違ったりする
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