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新オズのカボチャ頭のジャック
第十一幕その三

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「またいいのよ」
「そうだね」
「盆踊りを踊って」
「出店のものを食べて」
「そうしてよ」 
 そのうえでというのです。
「楽しむのよ」
「それではね」
 こうしたお話をしてでした。
 皆でこの夜は鴨鍋を食べます、囲炉裏を囲んで食べますがそのお鍋を食べてアルコールの入っていない日本酒や冷えたビールを飲んでです。
 そうしてです、その後はこの夜もでした。
 縁側で西瓜を食べて麦茶を飲んで蛍と夜空を楽しみます、ジャックはその中でオズマに対してお話しました。
「ちょっといいかな」
「どうしたの?」
「うん、僕達ここに来て結構経つけれど」
 それでもというのです。
「エメラルドの都ではだね」
「ドロシー達が残ってくれていてね」
「お仕事をしているんだね」
「政治をしてくれているわ」
「そうだね」
「私がいない時はよ」
 今回の様にです。
「ドロシーがいてくれて」
「ベッツイもトロットもいてくれて」
「それでね」 
 そのうえでというのです。
「私の代わりを務めてくれるのよ」
「オズマと同じ王女の人達がね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「ちゃんと政治をしてくれているのよ」
「そうだね、だからだね」
「私は基本都から離れないけれど」
 そのエメラルドの都からです。
「けれどね」
「ドロシー達がいてくれているから」
「安心してね」
 そうしてというのです。
「こうして冒険に出たりね」
「都の外のお仕事が出来るね」
「私はね、けれど私はオズの国の国家元首だから」
 それでというのです。
「基本はね」
「都にいてだね」
「政治を行ってね」
 そうしてというのです。
「皆に何かあればね」
「助けているね」
「そうしているわ、宮殿の鏡を観れば」
 オズの国で何かあれば全部映し出してくれるそれをです。
「そうしたらね」
「何かあれば全部見せてくれるからね」
「だからね」
「すぐに助けてくれるよね」
「皆に何かあればね」
 その時はというのです。
「そうする様にしているわ」
「だから今みたいにだね」
「都を離れることはね」
「あまりないね」
「そうなの、国家元首だとね」 
 どうしてもというのです。
「何かと考えないといけないの」
「そう思うと大変だね」
「大変かしら」
「お話聞いてそう思ったけれど」
「私は別によ」
 オズマ自身はというのです。
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