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新オズのカボチャ頭のジャック
第十幕その十一
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「出来る様になるのよ」
「誰でも最初は出来ないんだ」
「モーツァルトさんもエジソンさんもね」
「最初は音楽や発明もなんだ」
「出来なかったの、けれどね」
「教えてもらって」
「やってみてね」
 自分自身でというのです。
「出来る様になったのよ」
「だから僕もなんだ」
「出来る様になったの、出来なくてもね」
 それでもというのです。
「駄目なことでも恥ずかしいことでもないのよ」
「誰も最初はそうだから」
「問題はね」
 それはというのです。
「出来る様になりたいことをね」
「出来る様になることだね」
「そうすることがね」
「大事なんだね」
「そうよ、出来なくても興味ないことならね」
「それは別にいいね」 
 ジャックも言いました。
「それは」
「そうでしょ」
「うん、それならね」
 こうオズマに答えました。
「言われてみたら」
「そうね、けれどね」
「興味を持つものならだね」
「進んでよ」
「教わってやってみる」
「そうしてね」 
 そのうえでというのです。
「出来る様になればいいの」
「そういうことだね」
「だからやってみることよ」
「出来なくてもだね」
「出来ないことはね」
 それはというのです。
「本当によ」
「恥ずかしいことじゃないし」
「駄目なことでもね」
「ないんだね」
「だからね」
 それ故にというのです。
「やっていくのよ」
「僕もこれから」
「興味があっても出来ないことはね」
「やってみることだね」
「教わってね、そして最初は失敗しても」
 それでもというのです。
「やっていったらいいのよ」
「それで水路も造ることが出来たし」
「他のこともね」
「出来る様になれば」
 それでというのです。
「いいから」
「そうしていけばいいね」
「そうよ、じゃあさらに水路を拡げていきましょう」
「そうしていこうね」
 ジャックはオズマに笑顔で応えました、そしてです。
 皆で水路を拡げていきました、掘ってそこにお水を入れるとお水は流れていきそこに生きもの達も入ってきてです。
 新しい水路は忽ちのうちに奇麗でかつ活気に満ちたものになります、オズマはその水路達を観てまた言いました。
「出来る様になって何もないところにね」
「出来ていくね」
「そう、最初は零でも」
 それでもというのです。
「努力してやっていけばね」
「零じゃなくなるね」
「出来る様になるから」
「やっていくことだね」
「最初で諦めないでね」
 そうしてというのだ。
「そうしていったらいいのよ」
「何でもだね」
「そうよ、じゃあこれからもね」
 オズマはジャックにお話しました。
「出来ないこともね」
「出来る様にだね」
「なる様にしていきまし
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