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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
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待っています」」


アルル達は、促されるままラーミアの後を追いかけ外に出る。
するとそこには、美しい白い羽を纏った大きな鳥が、こちらを見つめ佇んでいる。
「うわぁー!でっかい鳥ー!!ちょ〜可愛い!」
ラーミアを見た途端、リュカが飛び付きはしゃぎ出す。

「君のお名前は?………そう、ラミーアって言うの!う〜ん可愛い!!ねぇねぇビアンカー!この子可愛いよぉ!連れて行こうよぉ!!」
ラーミアの大きな首に抱き付き、撫で回すリュカ…
ラーミアも心地よいらしく、目を細めで擦り寄っている。
「あの…リュカさん…ラー「ちょっとリュカ!そんな大きな子を飼う余裕はありません!食費が凄そうじゃないのよ!」
アルルがリュカへ、ラーミアと共に旅する為に、オーブを探し回った事を告げようとした時、ビアンカが大声で遮った!
リュカに抱き付き、アルル等の元まで戻ると、ペットを飼う事に反対したのだ!
しかし、実際はラーミアに嫉妬してしまっただけなのだが…

「え〜……こんなに可愛いのにぃ〜!」
「ダメよ!プックルを始め、他にも色々居るでしょ!」
「変化の杖で人間に化ければ、食費はかからなくなるかもね」
あまり深く考えずに言った台詞だった…
両親のアホなやり取りが楽しくて、思わず煽ってみただけだった…
だがマリーは、この両親の事を全て把握してはいないのだ。
「なるほど!マリーちゃんナイスアイデア!」
パチンと指を鳴らし、格好良くマリーを指差し褒めるリュカ…
そして再度ラーミアの元へ赴くと、変化の杖をくわえさせ話しかける。
「人間の姿を想像して、この杖を振ってごらん」
ラーミアはクェーと一鳴きすると、杖を加え豪快に振り回す。

すると瞬く間にラーミアの姿は変わり、幼い女の子の姿へと変化した…マリーよりも少し幼い少女へと。
「はわぁ!?ホントだ、ラーミア人間になったよ!リュカ、ラーミア人間になれたよ!」
「うわ…本当になれたよ…流石ファンタジー…」
少女の姿になったラーミアは、リュカに抱き付き喜びながら報告する…しかし冗談半分だったリュカは、流石に引き気味だ。

「あ〜ぁ…リュカ、責任取りなさいよ!」
後ろではジト目で睨むビアンカが…
「リュカ!ラーミア、リュカ好き!ラーミア、リュカの為頑張る!」
いきなりラーミアに抱き付き、撫で回した事に絶大な効果があった様で、ラーミアはリュカにベッタリの様子だ。

「…では、ラーミアの事はリュカさんに一任する事にします。異存はありますか?」
「「「「「……………」」」」」
アルルがリュカに、ラーミアの世話を押し付ける…皆もそれに同意した。
首に少女ラーミアをぶら下げて、途方に暮れるリュカ…
すると双子の美少女が、祠から伸縮性のある大きなバンドを持ち出し、少女ラーミアの肩に斜めに
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