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夢幻水滸伝
第二百九十六話 アメリカのバイキングその五

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「それにです」
「商売もしますね」
「行商もします」
 この世界でもバイキングはそうした者達だ、海や川で戦闘を行うがそれと共に行商も行う者達なのだ。
「あと漁業も」
「まさに海の職業なので」
「海のことはよお出来る」
「ですから」
 それだけにというのだ。
「非常にです」
「この港の仕事もですか」
「出来てます、そしてあまりにもです」
 綱元はホーソーンにさらに話した。
「港でのお仕事がいいので」
「それで、ですか」
「はい、市長さんも街の者達も」
「わいが旗揚げしても」
「これなら大丈夫とです」
 その様にというのだ。
「言っています」
「そうですか」
「ですから」  
 綱元はさらに話した。
「烏賊がでしょうか、ホーソーン様が決意されたら」
「旗揚げをですか」
「経験も積まれましたし」
 ホーソーンがこの世界のことそれに星の者のことを知る為に必要だと考えていたそれもというのだ。
「もうです」
「旗揚げしてですか」
「まずはこのバージニア州の統一をです」
「目指すべきですか」
「はい」
 まさにという返事だった。
「そう思いますが」
「時は来た、ですか」
「まさに」 
 綱元はまた答えた。
「どうでしょうか」
「そうですね、あと少しここで仕事して」
 そうしてとだ、ホーソーンは綱元に焼いた厚切りのベーコンのステーキをフォークとナイフで切って口の中に入れてから答えた。
「それで見極めて」
「そうしてですか」
「旗揚げするかどうかをです」
「決められますか」
「そうします」
 ベーコンを食べた後でバーボンを飲んでから答えた。
「わいとしては」
「それでは、ただ」
「ただ?」
「ホーソーン様は戦闘では勇敢で大胆ですが」 
 今度は彼のこのことを話した。
「采配や政そしてご自身の行動は」
「慎重ですか」
「そうですね」
「確かに。わいは戦やとです」
 ホーソーンもそれはと応えた。
「前に出ます」
「ご自身からですね」
「そやけど軍の采配や政それに」
「普段のご自身の行動については」
「かなりです」
「慎重ですね」
「そうなります」
 こう話した。
「ほんまに」
「それがいいですね」
「慎重なのが」
「そして戦闘では勇敢であることは」
「その両方を兼ね備えていて」
「そうです」 
 まさにという返事だった。
「それで」
「そうですか」
「そうした方なので」
 それ故にというのだ。
「安心出来ますしまた頼れます」
「そうですか、戦闘になれば」
 ホーソーンは確かな顔で述べた。
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