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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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2日の日も、ななのは元気良く入って来て、まだ寝ていた僕の上に乗って来て
「起きろー」と、前みたいな調子に戻っていた。そして、僕の顔を覗き込むようにしみじみと見てきた。
「どうした? なんか・・珍しいか?」
「うぅんー おはようの チュッは?」
僕がななのを抱きしめて、唇を合わせて・・・しばらくすると ななのは僕を両手でばたばたと叩くようにして、離れようとしてきて、必死になってベッドの横に座り込んでいた。
「すまん ついな ごめんな」
「ううん 違うの ごめんなさい シュウだってわかっているんだけど・・・ なんだかわかんないけど・・怖くなってきてしまって」と、両手で顔をふさぐように・・・
「いいんだ ななのことを僕は まだ よくわかってなかったから・・」と、ななのの背中を包み込むようにすると、振り返って来て僕に抱きついてきて、顔をうずめて
「ごめんね シュウ また、小さい時のこと 思い出してしまって・・ 私 まだ、大人になれてないんだね」と、濡れたまつ毛で見上げてきた。
僕は、ななのの唇に軽くチュッとして
「ななの ゆっくりと 僕を愛してくれればいいんだよ 君が昔のことは すべて忘れるように 僕も ななのを愛していくから」
「うん でも 今でも シュウのことは すんごーく 好き! 愛してるよ」
その後は、お澄ましのお雑煮を作ってくれて
「うん このおつゆもうまい ななのは天才カナ」
「そーだよ 天才 うふっ 愛してる人につくったんだものネ」
その日は、ちらし寿司も作ってきていてくれて、それも上手かった。
「少し、残ったの 晩に食べてネ あと、おつゆ作っとくから、うどん茹でてー 冷蔵庫にお揚げさん炊いたんとネギ入れてあるから」
「ななの いつも すまんなー」
「どうして これっくらい シュウの彼女でしょ! それより、シュウ ちゃんと食べてよー 私の居ない時、心配よー」
「わかってる まぁ 出来るだけバランスだろー? まぁ 野菜も食べるようにしてるよ コンビニでサラダも買うようにしてるから」
「そんな もったいないことしないで 野菜買ってきて、自分でカットぐらいしてよー」
「うん まぁ ドレッシングも付いているから ついな」
「ドレッシングぐらい 好み言ってもらったら 私が作っておきます!」
「うわぁー 恐い顔するなよー 可愛いのが台無しだよ」
「うんもおぉー」と、ななのはじゃれあってきていた。そして、バイトに行く前にチュッとしてご機嫌で出て行った。
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