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仮面ライダーファイズ 小さな星の話
第三十三章
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堂はここで口から猛毒を吐いてきたのだ。それはまともにジェイの顔にかかった。
「毒・・・・・・これは」
「海蛇の毒ってのはな。かなり強いんだぜ」 
 海堂は今の切り札を見事当てて会心の声をあげる。
「そしてだ・・・・・・これでよ!」
 そのまま突進する。その手でジェイの胴を一閃する。
「これでどうだ!」
 二人の影が交差した。一瞬動きが止まる。それが終わってからジェイの身体ががくりと前に落ちる。
 その横では長田が影山と闘っている。長田は影山の剣と爪の前に防戦一方だ。
「ふふふ、動きが鈍くなってきたのじゃないかしら」
「くっ・・・・・・」
「動きが鈍くなっているわよ。そろそろ限界かしら」
「まだ・・・・・・!」
 しかし長田はまだ顔をあげている。それでも限界が近いのは明らかだった。実際に動きが鈍くなっていたからだ。それは自分でもわかっていた。
 だからこそ自分でも残された時間が少ないのはわかっていた。彼女も賭けに出ることにした。
「可能性は少ないけれど・・・・・・」
 長田は一か八かの賭けに出ることにした。彼女は一旦動きを止めた。隙をわざと見せてきたのである。

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