第三十二章
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えたよ」
木場は二人の方を見て微笑んでいた。その右手には黒い携帯がある。
「それで決めたんだ。俺は戦う」
「ほう、では誰と戦われるのですか?」
村上はその彼に対して問う。
「それが問題なのですがね」
「それを決めたんだ」
木場はその言葉に対して答える。
「俺は戦う。人間として、そして・・・・・・」
右手の携帯を入力する。そして今。
「オーガとして!」
村上を見据える。彼は叫んだ。
「変身!」
腰にセットする。黄金色の光に包まれ彼は漆黒のライダー、オーガとなったのであった。
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