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仮面ライダーファイズ 小さな星の話
第六章
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顔が見る見るうちに変わり灰色の身体になっていく。何と彼もまたオルフェノクになってしまったのであった。
「何っ!?」
「草加さんが」
 乾と啓太郎が思わず声をあげた。
「何っ、オルフェノクの因子じゃなくてオルフェノクになっただと」
「馬鹿な、君がオルフェノクだと!?」
 木場も我を忘れて思わず声をあげる。
「そんな馬鹿な」
「クっ、こういうことだったのかよ」
 草加は己の禍々しい手を見て言う。見ればその姿は鮫のものであった。シャークオルフェノクとでも言おうか。尖った顔に鋭い無数の牙を持っている。

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