暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十三話 態度が少しその三十四

[8]前話 [2]次話
「大学行けないですから」
「そっちもいさんでるの」
「何でも大学進学よりも」
 ここでこんなことを言ってきました。
「自衛隊の幹部候補生学校の方が大変らしいんで」
「自衛隊?」
「はい、海上自衛隊の方です」
「江田島にあるわね」
 中学校の時行ったことがあります、凄く奇麗な場所で海や木々が映えていました。
「あそこそんなに大変なの」
「毎日みたいにテストらしいですよ」
「毎日なの」
「それで六十点以下が追試だとか」
「それは凄いわね」
 天理高校では四十点以下なのにです。
「六十点って」
「海軍兵学校ですからね」
「元はそうよね」
「その伝統で教育が厳しくて」
 それでというのです。
「あと制服や作業服はいつも洗濯してアイロンかけて」
「奇麗にしてるのね」
「ベッドも机も整理整頓して」
「東寮よりずっと厳しいわね」 
 聞いていて思いました。
「ペナルティも厳しそうね」
「こちらもかなり」
「凄いところね」
「宝塚レペルで厳しいみたいですよ」
「宝塚ね」
 あそこのことも聞いています。
「尋常じゃないっていうわね」
「その宝塚みたいにです」
「厳しいのね」
「制服に埃や皺一つあったら駄目だそうです」
「かなりね、けれどそこまでしているから」
 私は思いました。
「自衛官の人達はしっかりしてるのね」
「海が一番厳しいそうですが空も陸も」
 どの自衛隊もというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ