第二千六百四十二話 薔薇もあると
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第二千六百四十二話 薔薇もあると
ブルガリアは自分達の民族衣装に身を包んでファンシーさを出しているベトナム達を見て言いました。
「そうそう、お花だよ」
「あっ、忘れてたよ」
スロバキアも応えます。
「ファンシーには欠かせないね」
「そうだよ、じゃあ薔薇出そうか」
「薔薇?ファンシーじゃなくて派手にならない?」
スロバキアは薔薇と聞いてこう思いました。
「それじゃあ」
「いや、それは赤薔薇だから」
「というとここは」
「この色の薔薇だよ」
こう言ってピンクの薔薇を出しました、そして。
ベトナム達を飾るとでした、これまで以上にです。
「よし、ファンシーさが増したよ」
「そうだね、かなりいいね」
「お花があるともっといいってね」
「そうだね」
「私に薔薇か。どうも余計に似合わなくないか」
ベトナムはこう思うのでした。
太平洋女性陣のファンシーさは増していきます、ですがベトナムはその中でまだ違和感を感じているのでした。
第二千六百四十二話 完
2023・4・24
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