第一章
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ヤンデレ先輩
サラリーマンの久保田雄大は大学の時に一学年上だった近本かずさと交際している、かずさは一六五位の背で黒髪をポニーテールにしていて。
きりっとした整った眉と切れ長の流麗な感じの目とやや面長で顎の形がいい顔と赤い小さ目の唇を持っている。色白で均整の取れたスタイルで脚も長い。
面倒見がよくて家事は得意で久保田とは別の会社で仕事が出来ると評判だ、だが。
「い?いお仕事以外でね」
「女の子とですよね」
「親しく話をしないで、そんなことされたら」
涼し気な顔立ちで面長の顔に黒髪をショートにした一七二程のすらりとした外見の彼にいつも必死の顔で言っていた。
「私怒るから」
「わかってますよ、そんなことしないですから」
「約束してくれる?」
「勿論ですよ」
久保田はいつもこう言っていた、そしてだった。
かずさと同棲しそのうえで二人で暮らしていた、若し仕事が遅くなるとすぐにラインで言ってくるしテレビでアイドルや女優を少し長く観ていてもだ。
不機嫌になる、そんなかずさだったが。
「いいよね」
「いや。いいか?」
「その人やばくないか?」
同僚達は昼食の時会社の傍の食堂で一緒に食べながら応えた。
「お前の彼氏さん」
「同じ大学の先輩だっていうけれどな」
「学年も歳も一つ上の」
「同じサークルで知り合って付き合ったにしても」
「嫉妬深いっていうか」
「ヤンデレだろ」
こう言うのだった。
「そこまでいったらな」
「女の子と話すと怒るとか」
「テレビでアイドルや女優さん少し長く観たら嫉妬するとか」
「もうな」
「やばいだろ」
「いや、別に目がいったりしないよ」
藁ってだ、久保田は同僚達に話した。
「むくれてもう観ないでっていう位で」
「それは漫画とかゲームだからな」
「あとアニメだからな」
「流石にそんな人いたら怖いぞ」
「ホラーだぞ」
「僕かずささんのそんなところが好きなんだよ」
自分の昼食であるざるそばを食べつつ話した。
「普段は明るくて優しくて面倒見がよくて」
「それでか」
「ヤンデレなところもか」
「それだけ僕を好きってことだからね」
その証だからだというのだ。
「いいんだよ、まあ僕はそれを煽る様なことしないし」
「お前はそうだよな」
「人を傷付けたり意地悪なことしないからな」
「煽ったりしないな」
「誰に対しても」
「かずささんがそう思わない様にしているよ、ただ僕を本当に好きだから」
そのことがわかるからだというのだ。
「僕もね」
「その人好きか」
「それで付き合ってるか」
「そうなんだな」
「そうだよ、これからも付き合っていくよ」
笑顔で言ってだった。
久保田は働きつつかずさと仲良く付き
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